infoseiri’s blog

映画から食からサッカーまで

パネルディスカッション

どうもこんにちは赤猫です。

すっかり秋模様が広がり肌寒くなってきましたね。わたしは、メルカリの方で服を断捨離し、残っている服がミリタリーとパーカー以外はシャツしかなくなってしまいました。まだダウンもあるのですが、これで冬は越せるのでしょうか。そこで電気毛布を買おうと思っているのですよ。エアコンの暖房は高いし、電気毛布がすごいコスパいいってことを目にしたのでね。体を温めるがてら、腕立て伏せをしてみたり、ストレッチもしているんですがそれだけじゃいかんせん寒くて…住んでいるところがコンクリマンションの最上階ということも関係しているのでしょうか。最上階は温まりやすく冷めやすいそうなので。そんなことを知らなかった約1年前の私は、不動産会社の口車に乗せられて?焦っていたわけではないのですが、前住んでいたところより広くて、最上階だったら上の音もしないし、ゴキブリとか虫とかも来ないんじゃねって思いこんだわけですね。_(:3 」∠)_今思えば、その場で断っておけばよかった。本命はネットに掲載してあったとんでもない安い賃料が提示されていた(オーナーが利益を求めていなかったらしい)物件だったのですが。まあ住めば都なので、もう気にしてないですがね。

 

前置きはこれぐらいにしておいて、学内での説明会で学んだことについて紹介していきたいと思います。これまでの説明会は↓

やっぱ生の声がいいよね - infoseiri’s blog

 

忙しかったけど参加したよ

時期的には何でもいいから開いている曜日があれば、説明会インターンを入れていた5,6月のこと。ちょうど就活生向けの、企業研究会?みたいなものがあったのでそれに応募しました。自由参加のようだったので特に選考とかもなく、会場のホールへ向かいます。入口の所にあった資料をもらい、中に入ると結構な人数が…テーマが企画の仕事

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ということで人気があったのでしょうか。仕方なく真ん中らへんの席を確保しました。

「ホール内では飲食はご遠慮ください。またいらっしゃいましたら拍手でお出迎えするようにお願いいたします。」

この形式の説明会は緊張するなあ。いままでのは合同説明会で、話し手の社員さんと距離が近かったから、気軽に質問もできたりしたんだけど。

「それでは、入場されますのでよろしくお願いします。」

パチパチ👏

ワインとCMと漫画

「右から、○○出版社の□□さん、○○広告の△△さん、○○食品商社の××さんです。本日はよろしくお願いします。パネルディスカッションとなっていますので、議題に沿ってお三方の意見を聞きつつ、所々で私が質問をしていきます。最後に学生からの質問を受けたいと思いますので、考えておいてください。」

「それではまずは軽い自己紹介と会社紹介テーマの企画に沿ってお願いします。では一番近い左から」

「食品商社で働いています、××です。食品卸を行っていて、企画といえばスーパーの棚の編成を考えるということでしょうか。自分がいいと思った商品や売れそうな商品の販売促進をする。最近までワインf:id:infoseiri:20181014203559p:plain

を扱っていて、海外出張をしていました。ワインの輸入は市場とその商品がマッチしているのか、調べるのが楽しくも難しかったですね。本日はよろしくお願いします。」

「市場と商品がマッチしているかという難しさですか…どうやって克服したのでしょう?」

「アンテナのはりかたが重要でした。缶コーヒーのペットボトル版が今はやっていますよね。そういうのって実際にスーパーに足を運ばないとどのような人が買っているのかとかわからないと思うんですよ。」

「はあ、大変そうな仕事ですね。」

「いえいえ、いろんなメーカー商品を扱えるので面白いですよ。」

「それでは次の方、よろしくお願いします。」

 

広告業界で働いている△△です。ここのOBでこの中でも一番若いと思うので、いろんな質問に気軽に答えようと思っています。よろしく。」

「そうですね、このディスカッションの後、ホールの外で自由に質問を受ける時間もございます。失礼のない範囲でしたら快く受け入れてくれると思うので(笑)では最後よろしくお願いします。」

「私が学生の頃を思い出すと…iphoneがちょうど流行し始めた時でデジタル広告とか消費者心理

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について研究・勉強していたんですね。それで結果的に広告業界に入りました。企画といえば、メーカーさんが新商品を出す時にどのメディアで宣伝すればそれが一番売れるのかを考えますかね。多様なメディアを扱うので移り変わりの速さに対応する迅速性が必要です。」

 

「それでは次の方。」

「出版社で働いている□□です。

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自分は学生の時遊んでばっかりいたので、参考にはしない方がいいと思いますが(笑)よろしくおねがいします。」

「そうなんですか?まあ失敗から学ぶということもございますし…(笑)」

「そうですね、そういうスタンスで聞いていただければありがたいです。出版社と聞いて、漫画家さんと出会って打ち合わせをし雑誌をつくるっていう固定概念があるかもしれませんが、それだけではないんですね。展覧会やドラクエの居酒屋があったようにああいうイベントも企画します。でも普通の仕事もしますよ。連載漫画の打ち合わせだったり新連載の作家さんとお話をしたり…。新人作家さんはまだ社会人に慣れていない方が多いので、マナーを教えたりすることもありますね(笑)」

「そうなんですか、出版業と聞くと、勝手なイメージですが多忙なイメージがあるんですがそこらへんはどうなんでしょう。」

「確かに、新人の頃いや今でも結構忙しいですが。それも漫画家さんのためあるいはイベントなどの創作のためと思えば…漫画と違う経緯で情報を得るのがリフレッシュになるし大事ですかね。」

 

 

仕事ってそこまでするのね

「はい、皆さんありがとうございました。それではつぎに、一番印象的だった経験についてお話を行きたいのですが。逆から行きましょうか。」

「わかりました、編集で一番印象に残ったのは、さっきも言ったように出版社は漫画の編集作業にしかかかわらないという固定概念があったものですから、CDやライブ活動に参加してことが思い出深いかな。」

「それはどういった?」

「ばれるとまずいんで、伏せときますけど売れている漫画家さんでCDデビューしたいっていう方がいて…そのかたにCDやライブの準備をするように言われたんです。音源の収録中に君も入る?なんか言われて一緒に歌ったりもしましたけどね(笑)」

「すごい経験ですね。漫画家と会うだけでもファンからしたらすごいだろうに。」

 

「それでは次、お願いします。」

「一番思い出になっているのは、新CMでしょうか。本だしの販売促進のための企画だったんですが。みそ汁の需要を考えた時に、家庭の味っていうイメージがあったので、出演タレントさんのエピソードトークを入れてもらいました。そうすることでテレビ局だけでなく、YAHOOニュースにも一時期取り上げられたりしましたね。」

「たしかに、お味噌汁って家庭の味のイメージ強いですもんね。具材は何を入れるかとか。」

 

「それでは隣に行って、最後お願います。」

「私が経験した中で一番印象的なものは、食とワインのコラボ企画ですかね。すみません、ワインの話ばかりで(笑)」

「いや、全然かまいませんよ。先ほどの海外出張での話から、ワイン好きなのは話している様子からもひしひしと伝わってきましたし(笑)。」

「これも既成概念を覆すことが必要になるかもしれないんですが、

  1. 寿司ワイン
  2. 中華ワイン
  3. お好み焼きワイン

なんかを提案していきました。探せば味が合うものもあるんですよね。」

お好み焼きはすごいですね。全然想像がつかない(笑)」

 

 

長時間労働はないと

「それでは次に逆に一番大変だった経験を聞きたいと思います。」

「食品卸で一番大変だったのは、日本の消費者の飽きやすさでしょうか。日本ってご存知の通りグルメ大国で、商品ラインナップもずっと同じものが出るということはなく、定期的に新商品があらわれるんですね。そのためかリピーターが少なくて…なので例えばまたワインで言えばブランディングが大事になります。」

ボジョレーヌーボーみたいなことでしょうか。新商品を企画しつつもそれのブランド力を高めないといけない、難しいですね。」

 

「それではお隣お願いします。」

「そうですね、一番きついのはメディアの流行を見誤って、広告を打つタイミングを外してしまうことです。SNOWについて一時期研究していたんですが、わかりますかね、メガクリクリになったり、猫耳がついたりするやつです。あれを使って宣伝をしようと企画していたんですが、もう時すでに遅しでTikTokに移っていて…。よく言われるのは半年先を見据えてと言われます。今流行りのものは研究から実際に使うまでを逆算すると、その時にはすたれてしまっていることが多いので。」

「具体的な業務時間とかはどうなんでしょうか。一時期電通のような会社が問題になりましたよね。」

「それは大丈夫ですね。働き方改革も浸透して、昔よく話題になった長時間労働はできないです。ビルの電気が夜には落ちてしまうので。」

 

「それでは最後行きましょうか。」

「出版業でつらいのは。なんといっても連載の終了でしょう。作家さんにそれを告げないといけないときの心境といったら文字通り言葉では表せません。雇っているアシスタントと作家さんは仕事がなくなるので離れ離れになってしまいますし。雑誌の新陳代謝を挙げるという面では仕方がないこともあるのですがやはり厳しい。」

 

 

当事者感覚

「それでは、そんな大変なこともこなしながら、どうして続けられるのか。仕事のやりがいを各社お願いします。」

「出版業では、苦労が報われる瞬間を味わったからですね。その時に一番やりがいを感じました。ギャグマンガを(これも伏せておきますが)担当していたことがあって、ファンブックの施策に携わったり、先生が面白かったからいろいろ手伝っていたんですけど。それが果てには実写漫画化することが決定して。その時は本当にうれしかったです。」

 

「それでは次お願いします。」

「うーん、抽象的になっていしまうかもしれませんが、世の中に出ていく商品の背景を知れるのがいいと思います。実際にコンビニで目の前のお客さんが、自分が携わった商品を買っていったり、CMなどのメディアに露出していたりすると、我が子の成長を見守る気分になりますね。」

 

「それでは最後お願いします。」

「私も同じで、場所はスーパーになるんですが、客に実際に商品を手に取ってもらう瞬間に一番喜びを感じます。自分がかかわったということだけでなく、取引している小売店の経営者も知っていますので、小売店の成長がうれしいですね。また小売が発展するのは間接的に私たち卸の発展にもつながります。」

 

 

多くとのかかわり

「では最後に、自分にとって企画力とは。これで締めたいと思います。」

「われわれ卸にとっての企画力とは、1人で付け上がらない。チームで働くという感覚を持つことですかね。前半で言ったように情報のアンテナを常に張っていないといけなくて、実際に飲食店なんかに出向くこともあるんですが(市場調査)。その時もチームで言って多様な意見を出すことが大事ですね。」

 

「それでは次行きましょう。」

視野をとにかく広く持つことが大事ですかね。最初に行ったSNOWやTikTokもそうですが、僕多分この中で一番詳しいと思いますよ、女子高生でもないのに(笑)。世の中を受け手の立場で楽しみながら、他人より先に情報を収集するのも細かいテクニックですが必要かな。」

 

「それでは最後お願いします。」

「わたしは、企画力は多業種をまとめる力だと思います。先ほどのイベントなんかもいろんな利害関係者が出てきますし。そのためには、とにかく作品に対する愛情を持たないといけないですね。クリエイターを認める尊敬するそんな気持ちでしょうか。」

 

 

 

「それでは長くなりましたが、この辺でパネルディスカッションを終了したいと思います。皆さんご清聴ありがとうございました。最後にお三方を大きな拍手で送りたいと思います。」

パチパチ👏

 

 

企画という業種はこの時は興味があるとかではなかったのですが、なかなか聞けない話を経験するいい機会でした。インターンをいくつかやった今だからわかりますが、広告会社はイメージしやすい身近な感じです。マーケティングって感じ。卸売業は本当に商品のことを心から愛しているのを感じました。出版社の人は最初働くことに関してネガティブだったらしいんですが、他人に頼られるのに喜びを感じたんだとか。

 

ながくなったのでこのへんで

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