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経済学―売買で行われていることー

どうもこんにちは赤猫です。

 

これから、私が大学で専攻している経済学について、一緒に勉強していきましょう。ちなみにここではそこまで高度な数学は使わないと思います。数学好きのかたは

 

infoseiri.hatenablog.com

 ここら辺をチェックしてもらえるとありがたいです。

 

そもそも経済学って?

そもそもどうして経済学を学びたいのかですがいろいろな理由があると思います。学ぶことに当たり、モチベ―ションになるので理由は何であれ持っておくに越したことはないんですが、なんかお金持ちになれそうとか思っているそこのあなた、これだけは言っておきます。経済学を学んだからといって決してお金持ちになれるわけではありません。経済学ってそもそも何の略か知っていますかね?経世済民から来ていて、世の中の経過・仕組みを勉強することで民衆を救おうということなんですよ。世の中(消費者と企業)がどのように動いているのか、それを誰にでもわかりやすいように数学で記述します。それによって、多くの人が議論できる場を作り、政策などの形で世の中に還元していく。

その政策が社会にどれほど良い結果をもたらすのか(規範的な問い)も大事ですが、経済学でよく言われるのが資源配分です。限られた資源の中で、どうすればみんなが得をするのかを考えるわけです。そこで問題になるのが、本当にその資源配分が可能なのか(事実解明的な問い)ということ。机上の空論では、誰も相手にしてくれません。そこで数学を使っていくわけです。

数学いやだな方は…

なぜ数学を使うのか、難しくなるじゃんと思っているそこのあなた。世の中には矛盾しているけどどちらの意見も正しいのではッて思えることありませんか?これは常識だと一般大衆に受け入れられてしまうことに多く、例えばお金持ちは余裕資金がたくさんあるので、ほしいものがあればすぐ手に入れ、ものをいっぱい持ちやすくなる。という意見と、余裕資金がたくさんあり、無駄な衝動買いは避けるので、そんなに物は持たない。という意見はどちらももっともに見えます。このように常識と思われるような考えには、結論が変わりやすく、結果的に声の大きな意見(大衆に受け入れられやすい方)が採用されてしまいます。でもなんでもかんでも、多数派を受け入れてしまうと、社会はいい方へ向かっていくでしょうか?こにょうな間違いをただすためにも論理的なチェックができる数学という道具を使うのです。

それでも嫌なら

お金持ちになりたいと思っている方には、マーケティング商学を学ぶことをお勧めします。私はそっち方面はそこまで詳しくないのですが、インターンに参加したり説明会に参加したことがあるので、気になる方は↓をチェック

やっぱ生の声がいいよね - infoseiri’s blog

説明会編

次に続くということは… - infoseiri’s blog

面接編

新しい環境 - infoseiri’s blog

インターン

 

売買の瞬間の意思決定

それでは授業に移っていきましょう。世の中ってどうやって回っていますかね?例えば同じような品質のハンバーガーがあれば、皆さんはそろって価格の安いハンバーガーを買うでしょう。そもそもどうして価格が違っているのか理由が理解できませんね。そのような合理性(何かの理由があってこの商品を選んでいる)ということをまず仮定します。この理由を考えるためには、個人の性質(消費者や企業の)について研究しないといけません。どういった理由でお客さんは物を買うのか、そして企業は物を売るのか。誰でも考えればわかると思いますが、お客さんは安ければ安いほど商品を好ましいと思いそうだし、企業は高ければ高いほど物を売りたがるでしょう。

単純すぎるかもしれない

こんな単純には決まっていないだって?たしかにそうですね。まず同じようなものが違う価格で売られている状況は想像しにくいですし、お店までの距離(家から近くて気軽に行けるか遠すぎて車を使わないといけない)とかだと話が変わってきます。この辺を細かく分析していったのが行動経済学という今はやりのものなのですが、そこまで手を出していくと私一人の力では…ちなみに合理性も奥が深く、これは私の守備範囲(ゲーム理論)でカバーできそうなので任せてください。とはいえ理論を簡単にすぐ作るためには捨象する部分も必要です。

 

基礎を学ぶことも大事(プロアスリートの方も基礎練習は怠らないでしょう)なので、今回はそれに付き合ってください。話を戻しますが、どうやってわかりやすく記述しようかと。とりあえず細かく分けていきましょう。そもそも経済学には

という分類があり、何が違うのかというと、ミクロ経済学は個人の消費行動や生産行動を分析します。マクロは言葉の通り、国全体がどのように動くのかを分析します(GDPとかが出てくるのもこの分野です。)

 

細かく見ていって、のちに全体を知る方が分かりやすいと思いますので、ミクロ→マクロの順にみていきましょう。

そもそもどこから価値は来る?

この2つについて解説していくのですが、まずはどうやってモノの値段が決まっているのか…これは希少性です。よく例に出される水の話をすると、今私はマックでコーヒーを飲みながら優雅にブログを更新しています。さらにプラスでマックシェイクも頼みました。尿意が来てもおかしくありません。水分という面でそのように満たされているときに、もし100円で水を買いませんかといわれてもすぐ断りますよね。だって全然のどかわいてないんだもん。

でも、もし砂漠で何日もさまよっているとして、周りにオアシスのオの字も見えないような状況なら、その水は喉から手が出るほど欲しいでしょう。

これが希少性というもので、いうなればどれぐらいの人がそれを欲し(需要)、どれぐらいの人がそれを売りに出しているのか(供給)ということです。先の例からわかるように、

  • 水を欲する人(需要)が多く、売りに出している人(供給)が少ないと値段は高くなり
  • 逆に、水を欲する人(需要)が少なく、売りに出している人(供給)が多いと値段は安く

なりそうだとわかります。希少性が高い財・サービスは値段も高くなるということですね。

メリットの次はコスト

またここで、費用(コスト)も大事になるので、それについても。当然のように水を買ったのでお金を払わないといけません。逆に企業の方はどうでしょうか?人を雇うなら給料に見合うだけの生産性が必要ですね。このように目に見える費用も大切なのですが、経済学で強調されるのが機会費用というものです。大学で経済学を勉強したのち銀行に就職し給料を受け取るというルートではなくて、高卒でIT企業に働いていたとすれば…大学4年間の間に給料を受け取れていたわけです。いうなれば、別の選択をしていれば受け取れたかもしれない利益のことですね。

限界という武器

それでは実際の市場はどうなっているのでしょうか。またお水の例に戻りますが、普通モノの値段って決まっていますよね(なかには値札が付いていない、値段交渉が必要な場合もありますが)。その時に私たちの心理はどうなっているのでしょう。水によっていやせる渇きの量と、そして、お水の値段という費用や先ほど言った機会費用(ここでいえば水の代わりにジュースを買えば得られたもの、糖分とか?)を比べます。そして、得られる利益(いやせる渇き)を費用よりも多くしたいですよね。もし100円だったら、3本。もし200円だったら2本というように、値段が高くなれば、癒しの量は変わりませんが、その分費用は大きくなるため需要は減少するはずです。

ここで後々の説明のために、限界という概念を導入したいと思います。これは、ものの一単位(例えば水ならペットボトル1本)という意味です。これを使うとさっきの話をより多面的に理解できます。水を1本買った時に得られる、

  • 限界メリット(ペットボトル1本でいやせるのどの渇き)
  • 限界コスト(ペットボトル1本を買ったときにかかる値段)

これの釣り合いを考えるわけです。一番好ましい行動をとっている人は、この2つが全く同じ量になっているはずです。例えば、300mlで100円だったら、1本買っても、まだメリットが少なすぎる。2本買えばちょうどメリットとコストが同じ。3本買ってしまうと、コストの方が高くなってしまう。という場合、消費者は2本買う(価格が100の時、需要量は2)となるわけです。値段が高くなれば、当然コストは大きくなるので、需要は減少しそうです。例えば、値段が200円に吊り上がった時を考えて、また同じように繰り返していく。それで得られる価格と需要の複数組を、グラフで表現したものが需要曲線となります。

これでどのように買っているのかが分かりました。商品は希少性がどれぐらい高いかで価格が決まり、合理的な消費者(メリットとコストが釣り合うようにする)ことでペットボトルの水が買われました。同じように企業側(お水を売っている人)も、メリット(売ることで得られる利益)=コスト(お水を川からとるときにかかる給料、ペットボトルに詰める工場で働く人に払う給料、機会費用はお水じゃなくてジュースにしていたら…という場合に得られたかもしれない売上とかでしょうか)になるように、供給量を決めますよね。やりました供給曲線が得られたことになります。

人や企業の違い

こうするとこれらの曲線についていろいろ考えることができそうです。遊びながら学んでみましょう。

ずっと同じような曲線(価格と量の組)だとは限りませんよね。水を買う人がもっているお金、あるいは、水を売る人の給料の違いによって変わりそうです。だって、超大金持ちなら自販機の前で、水1本買うのに躊躇しますかね?多分悩まず即決。スーパーなら大量にまとめ買いをすると思います。うーん、使えるお金が多いなら、買う量(需要量)も多くなりそうですね。ということは、曲線も移動することになります(可処分所得の増加によるシフト)。また、企業に関しても、例えば今年は深刻な水不足で水が確保できないとなると、値段を高くして調整しないといけません。ほかにも賃金の上昇などでも供給曲線はシフトします。

商品による違い

曲線の傾きはどうなっているでしょう。まず傾きが何を表しているかというと、傾きが小さいなら価格が大きく変化しても需要・供給量はそこまで変わりません(非弾力財)。傾きが大きいなら価格の変化によって数量が変わりやすいということ(弾力財)です。これは財やサービスの種類によって違います。例えばお水は、どんなに値段が高くても、生きていくうえで不可欠なので(確か水なしだと3日ぐらいしか持たないよね。)そこまで需要量は変化しなさそうです。ただし、ブランド物のバッグ例えば、私はメルカリをしているのですが、ブランドバッグ(定価3万)とかを5000円とかで出すと即座に売れていきました。このように、値段に対して需要量が敏感なものもありそうです。一般的に食品のような必需品は非弾力で、ブランド物などのぜいたく品は弾力的になりやすいですね。

買う側で考えましたが、売る側でも同じように、その商品の値段が変われば生産量を変えるでしょう。お水で言えば水不足で価格が上昇すれば、たくさん売ろうとしてたくさん生産するかも?

なのですが、企業は瞬間的に供給量を変えられますかね?自販機で売っているとしたら、まずその設置台数を増やさないといけないですし。土地代もかかってコストとメリットが釣り合わないので、増産をやめちゃうかも。ということでこれからは、期間をどれぐらいでとるのかも重要になりそうです。(特に企業のように制約が多い場合には)

 

今回はここらへんで終わろうと思います。具体例を考えるとわかりやすいので、どんどん募集します。

いい感じのがあればぜひ教えてください。

それでは

👋